星降る場所を求めて

久々のEdgeHD800出動!月・惑星・惑星状星雲を観測

9月6日(土)

朝からフル稼働と機材整備

金曜の夜は疲れて寝落ちしてしまい「もったいなかったなぁ」と思い、土曜は早朝から洗濯や掃除にフル稼働。
ふとケースの中で眠っていた EdgeHD800 を半年ぶりに思い出し、恐る恐る開けてみるとカビもなく無事!
分解して丁寧にふき取り、ピカピカに。今日は晴れたらこの子を連れて行こうと決意しました。

島で人気のハンバーガー店「Bocca burger」へ

お昼は街へ買い物に出かけ、その前にブランチ。宮古島はハンバーガー店が多いんです。
同僚おすすめの「Bocca burger」に入店。おしゃれな店内ですが一人でも気にせず堂々と。

注文したのは看板メニューのバーガー。
かぶりつくと、宮古牛の肉汁+トマトの酸味+チーズのまろやかさ が絶妙!
さらに特徴的なのは、バンズの下層をスープに浸して食べるスタイル。
口の中がリセットされるような味わいで、付け合わせのポテトもスープにディップして美味しくいただきました。

停電トラブルと夜の準備

夕方、機材を準備していると突然の停電。外は晴れているのに島あるあるですね。
幸いUPSが作動し、パソコンやファイルサーバーは無事。5分ほどで復旧しました。
その後も汗だくで荷物を積み込み、19時に現場へ到着。まだ明るい中でセッティング開始です。

EdgeHD800での観測レポート

月でフォーカス設定

日の入り直後で対象が少なかったため、月でピント合わせ。
焦点距離2000mmで見る月面は迫力満点!クレーターの凹凸が改めてかっこよかったです。

EdgeHD800

M57 環状星雲

こと座付近を撮影すると小さく写るリング状の星雲。青はヘリウム、緑は酸素、赤は窒素の輝線。小さいながらも美しい。

EdgeHD800 ASI6200MCPro APS-C Gain100 0℃ NoFilter 3x300s PixInsight

土星

雲が切れた南東の空に土星をキャッチ。動画撮影してスタック処理。やっぱりシュミカセといえば惑星観測!

EdgeHD800 ASI6200MCPro Video-AVI 1min Stack

NGC7662 青い雪玉星雲

撮影後に拡大すると、ただの恒星ではなく星雲の姿が浮かび上がる。小さいけれど存在感あり。

EdgeHD800 ASI6200MCPro APS-C Gain100 0℃ NoFilter 3x300s PixInsight

M27 亜鈴状星雲

APS-Cサイズそのまま画像処理、ノー拡大です。安定して眺められる対象。次はナローバンドでじっくり観測したいと思いました。

EdgeHD800 ASI6200MCPro APS-C Gain100 0℃ NoFilter 10x300s PixInsight

まとめ

半年ぶりにEdgeHD800を引っ張り出し、明るい天体を短時間で観測する楽しさを存分に味わいました。
月でピントを合わせ、M57やM27といった惑星状星雲、そして土星の姿までしっかりと収めることができ、機材の性能を改めて実感。特に明るい惑星やコンパクトな星雲は、シュミカセならではの強みを発揮してくれるので観測していて飽きません。

本当は深夜帯に木星なども狙うつもりでしたが、残念ながら雲に阻まれて今回は断念。それでも、短時間の中でこれだけの対象を楽しめたのは大きな収穫でした。やはり望遠鏡ごとに得意分野があり、久々にEdgeHD800を使ったことで「惑星・惑星状星雲はこの子に任せたいな」と思わせてくれました。

次回はナローバンド撮影にも挑戦して、より細かい構造や色合いを表現してみたいと思います。雲に悩まされながらも、その隙間を狙って撮影するのもまた天体観測の醍醐味。次の出動が今から楽しみです。

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