星降る場所を求めて

久しぶりの月夜|2025年8月の満月とちょっとした月の話

ここ最近、宮古島は晴れても雲が次から次へと流れて、なかなか天体観測ができない日々が続いています。空を見上げても中途半端な空〜スッキリしません…撮影機材も部屋の片隅で待機状態。そんな中、昨日の夜は奇跡的に雲が切れて、久しぶりに満月を拝むことができました。

望遠鏡とカメラを手に、急いで外へ。月は南東の空に堂々と輝き、薄い雲をまとって少し幻想的な表情。満月の明るさは、星々を消してしまうほどですが、それでも見上げた瞬間の迫力はやっぱり特別です。

撮影日:2025年8月9日 撮影地:沖縄県宮古島 機材:FRA600,ASI6200MCPro Gain100,0℃

🌕 2025年8月の満月の名前

英語圏では、8月の満月は「スタージャンムーン(Sturgeon Moon/チョウザメ月)」と呼ばれます。
これは昔、北米の五大湖やハドソン湾でチョウザメがよく獲れる時期だったことに由来しています。
日本では特に決まった呼び名はありませんが、旧暦の7月の満月にあたるため、夏の終わりを告げる月として親しまれてきました。

昨日の月は、昇りたての頃はやや赤みを帯び、その後どんどん白く輝きを増していきました。
この赤みは、大気を斜めに通過する光が散乱されることで、青い光より赤い光が届きやすくなるためです。
低い位置の月が大きく見える“月の錯視”も加わって、より存在感のある姿になっていました。

撮影:iPhone
撮影:ASIAir_Video mode BIN2

「星は隠れても、月は見える」——
天気の悪い日が続く中で、こうして月を眺められるだけでもちょっと得した気分。
次は、雲のない夜空の下で天の川を狙いたいところです。予報とにらめっこしながら、週末の晴れ間を待ちたいと思います。

皆さんは昨日の月、見られましたか?

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