星降る場所を求めて

晴れ間をつかまえて──新WBPPで星像が生まれ変わった日

1月12日(月)

今日は珍しく晴れそうな予感がして、仕事を終えると急いで帰宅し、夕飯のお弁当を詰めていつもの観測ポイントへ向かいました。
日没は18時すぎ。薄明が終わる19時30分から観測できるよう、少し余裕を持って機材の設営を始めます。

雲の流れを見ながら、今日は天頂付近を通過するターゲットに絞ることにしました。
選んだのは クリスマスツリー星団 と かたつむり星雲
どちらも、この時期の宮古島の空では比較的チャンスが多いとはいえ、雲に悩まされがちなので慎重に判断したんです。

WBPPの衝撃アップデート

14日にはすでにWBPPを回して下処理を終えていたのですが・・・
まさかの PixInsight が予想外のバージョンアップ

しかもその内容が、自分がずっと苦労してきた 撮影フレームの選別 を劇的にラクにしてくれるという大改良。
これは使わないわけにはいきません。新機能の使用方法はこちら

さっそくバージョンアップしてWBPPを再実行。
ぱっと見だと違いはわからないのですが、画像処理を進めるうちにどうしても気になる “薄雲が通過したときの星回りのハロ” が、以前より明確に見えてくるんです。

ところが今回の新機能を使ったら、不要なフレームをバッサリとカットできてしまう。
思い切って選別し直したところ、なんと 仕上がった画像にはハロがほとんど残っていない

「本当に使える機能だ・・・」と、つい独り言が出てしまうほどの効果でした。

自分で選別してWBPPを実行した結果
352フレームを自分でカットして326フレームで仕上げ(かなり温情が入ります)
新機能でWBPPを実行した結果
352フレームを容赦なくカットされ、302フレームで仕上げ

見た目ではなかなか難しいがこの後画像処理を進めると左はハロが酷かった(T_T)

上の比較画像をご覧いただくとわかるように、FWHM(半値全幅)と Eccentricity(離心率)を並べて比較すると、左の手動判別と右の新機能による選別では差が一目瞭然でした。

今回のアップデートで「ここまで変わるのか・・・」と驚かされたほどで、このあと進めた画像処理は、まさに“るんるん気分”でスムーズに進行。改めて、フレーム選別の重要さを実感させられる結果となりました。

クリスマスツリー星団,かたつむり星雲 FRA600 ASI6200MCPro FullSize Gain100 0℃ NoFilter: 303x60s PixInsight
NGC2264_Annotated

まとめ

今回の観測は、天頂付近を通るクリスマスツリー星団とかたつむり星雲を選んだのは、雲の流れを読みながら少しでも良い条件を掴みたかったからなんです。14日にはすでにWBPPで下処理を終えていたものの、思いがけないPixInsightのバージョンアップが入り、撮影フレームの選別が驚くほど簡単になるという朗報が舞い込みました。さっそく新機能を使って処理をやり直してみると、薄雲が通過したときに残りがちな星回りのハロが見事になくなり、仕上がりの美しさに思わず「これは本当に使える機能だ」と感じる結果となりました。今回のアップデートは、自分の天体撮影のクオリティをさらに押し上げてくれる、嬉しい進化になりそうです。

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