2025年1月25日(土)
1. 本日の道のりと出会い
本日は福岡の天候が悪い予報だったため、熊本の鞠智城へ行くことにしました。予報では晴れでしたが、夜中を通して風が少し強いとのこと。それでも、車などで風よけを作れば大丈夫だろうと考え、意を決して出発しました。
お昼を食べていなかったので、道中の「道の駅 旭志」に立ち寄り、早めの夕食をいただくことに。旭志牛をペロリと平らげましたが、これがとても美味しかったです!
現地には17時に到着。しかし、砂埃が舞うほどの強風で目も開けられない状態でした。18時には日も沈み、少しは風がおさまるだろうと期待しましたが、状況はあまり変わらず。車を盾にして風よけを作りながら準備を進めていると、「こっちのほうが風を防げますよ」と声をかけてくださる方が現れました。
なんと、その方はYouTuberのけむけむさんでした!とても親切で優しい方、なんとも美人!? 最終的に福岡から3名、熊本から3名が集まり、合同観測会となりました。仲間とともに楽しいひと時を過ごすことができました。
驚いたのは、あれほど強かった風が19時半頃にはすっかりおさまり、無風状態に。時折風も吹きましたがガイドには影響なし! いや…誰か “持っている” 人がいたに違いない!
2. SQA85が魅せる星空の世界
挑戦したテーマ
今回は以下の2点に挑戦しました:
- 分子雲がどの程度写るかを試し、2夜に分けて撮影したデータをもとに作例を仕上げる。
- 銀河の色味をどれだけ引き出せるかに挑戦する。
作例1: NGC1333, IC348とその周辺
NGC1333_Annotated
分子雲が、特に大掛かりな処理をしなくても素直に浮き上がってきました。この結果には大満足です。星の処理はBlurXTerminatorの”Correct Only”モードのみを使用しました。
中央の赤い部分は特に魅力的で、ナローバンドでも撮影したくなる一枚に仕上がりました。この写真を見ると、天体撮影の意欲が掻き立てられます!
作例2: マルカリアンチェーン
Markarian_Annotated
銀河の色合いを十分に引き出せたと感じており、個人的には大満足の一枚です。ミニチュアのような小さな銀河も繊細に写し出され、SQA85の性能を改めて実感しました。
まとめ
このレビュー企画を始めて以来、ずっと悩んでいるのは「どうしたらSQA85の素晴らしさを伝えられるか」ということです。機材の性能や使い勝手は、所有者それぞれの感覚に依存するため伝えづらい部分もありますが、撮影した画像は多くの方に楽しんでもらえるはずです。
そこで今回、撮影データをダウンロードできるようにしました。データ容量は700MBと大きいですが、試してみてください。それぞれのデータはPixInsightで前処理を終えただけのx1DrizzleFitsファイルです。ぜひ画像処理に挑戦していただき、SQA85の素晴らしさを感じてもらえたら嬉しいです。
※NGC1333の画像は2夜にわたって撮影したため右と下の画像がチョットズレています。先にクロップすることをおすすめします。
次回は、ナローバンド撮影に挑戦する予定です。それではまた〜!
コメント
お世話になりました
この夜、大量の花粉を浴びたのか、今頃になってぐしゅぐしゅになっちゃってます
またお会いできることを楽しみにしております
こちらこそありがとうございました。またおじゃまします。