星降る場所を求めて

Sh2-188(シュリンプ星雲)を3日間撮影してわかったこと|宮古島で挑んだ“淡い惑星状星雲”

1月16日(日)
昨日まで、カシオペア座にある惑星状星雲 Sh2-188(Shrimp Nebula) を、3日間かけて撮影していました。
——今回この対象にした理由は、とても単純で・・・
「最近エビ食べてないなぁ〜」なんて思っていたら、“シュリンプ” という名前に惹かれてしまったんです(笑)

sh2-188 カシオペア座の南側に位置します

◆撮影の3日間

11月7日
レモン彗星を撮影したあと、そのままShrimp Nebulaに切り替えて撮影開始。
ただ、スコールが来そうな嫌な気配があって、約1時間半で撤収しました。

11月8日
この日もレモン彗星の後に撮影。雨が降るまでの短時間、2時間弱だけ粘りました。

11月15日
久々の“朝まで完走”。
強風で望遠鏡が持っていかれそうだったので、車で風をブロックしながら約6時間のロングラン撮影。
なかなかスリリングでした(笑)

すっかり冬の星空ですね〜外気は24℃、ちょっと肌寒く感じる・・・そろそろ上着を着ようw

◆撮れたフレームと、心が折れた瞬間

3日間で 118フレーム 撮影したのですが、
流れたり、雲に隠れたりで実際に使えたのは 70フレーム

「画像処理でなんとかするぞ〜!」と気合を入れていたのですが・・・
処理を進めるうちに、今回は完全に心が折れてしまいました。ポキッと(笑)

[HOO}sh2-188 EdgeHD800 ASI6200MCPro APS-C Gain100 0℃ AskerColorMagicD1Filter 70x300s PixInsight
sh2_188_Annotated

◆Shrimp Nebula、想像以上の“難物”でした

シャープレスの星雲なので、6時間くらい撮れば形になるかなぁ〜と思っていたのですが、
いやもう、とんでもない難敵でした。

左下のガスはすぐ浮き上がってきたのですが、
右上の淡い部分が背景に完全に溶け込んでしまうんです。

感覚的には、
「今の倍は撮らないと浮いてこない」
そんな印象でした。


◆次回は “明るい宮古島の天体” で癒やされたい

今回、久しぶりに心がポキッと折れたので(笑)、
次回からは 宮古島でよく見える明るい天体 を撮影して、
「撮って見える喜び」をもっと味わいたいなぁと思っています。

淡い対象を攻めるのも楽しいんですが、
やっぱり“写るって楽しい”・・・そんな気持ち、たまには大事ですもんね。

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