2025/1/13(火)
今日も宮古島はまさかの二日連続の快晴でした。
ただ、さすがに仕事終わりから連投となると体力的にきつくて、昼間はもう眠くて眠くて…。それでも夕方になると、星を見るスイッチが入ったように眼が冴えてくるから不思議なんです。
でも、この勢いで行くと“明日こそ倒れるかも…”と思い直し、今日は久しぶりに簡易ベッドを展開しました。
撮影地の雰囲気
夕暮れの駐車場に機材を構えると、宮古島特有の風がそよそよと吹き抜けていきます。
夜の気温は14℃。数字で見るとそれほど寒くはないのですが、夜風が肌に当たると体感はぐっと冷たく、思わずシュラフに潜り込みました。

本日のターゲット:Sh2-308(ドルフィンヘッド星雲)
今日狙ったのは、冬の人気対象「ドルフィンヘッド」。
青白い酸素の輝きが美しい、巨大なバブル構造の星雲です。
望遠鏡をセットし、ピントや導入を済ませると、21時にはもう就寝。
ASIAirの ピッ…ピッ… という雲アラート音を聞くと、寝ぼけ眼で起き上がり、雲が抜けるのを確認してガイドをやり直す・・・。
そんなことを何度も繰り返しながら、なんとか朝まで“完投”できました。
たった306フレーム、それでも写ってくれた!
雲の通過もあって、確保できたのは306フレーム。
正直かなり不安だったのですが、処理して驚きました。
「写ってる・・・!」と声が出るくらい、思った以上にしっかり形になってくれました。

そして今回も、惑星状星雲候補の小さな“丸い星雲”たちがしっかり記録されていました。
ナローバンドだけだと銀河はほとんど写らないけれど、いつかRGBを混ぜてみるのも面白そうだなぁと思っています。


まとめ
都会のような人工的な光もほとんどなく、聞こえてくるのは機材の静かな駆動音と、風に揺れる草の音、そして遠くで寄せる波の音だけ。宮古島に来てからというもの、この“星の音が聞こえるような静けさ”にすっかり魅了されています。
簡易ベッドに横たわって空を見上げると、薄雲がゆっくり形を変えながら流れ、その奥から冬の星々がぽつぽつと顔を出してくれる。
その瞬間は、なんというか――
「撮らなきゃ」でも「作品にしなきゃ」でもなく、ただただ“星と一緒に呼吸している”ような感覚になるんですよね。
昼間は眠くてフラフラでも、夜になると不思議と元気が湧いてくるのも、こういう時間が自分にとって特別だからなんだと思います。
撮影は決して楽ではなく、寒さや雲、そして機材トラブルとの戦いもあります。
でも、それをひとつひとつ乗り越えて、画像処理で対象が浮かび上がった瞬間、「ああ、今日も来てよかった」と心から思えるんです。
今回のドルフィンヘッドも、306フレームx60秒という少ない材料だったのに、想像以上にしっかりと形を見せてくれました。まるで、夜通し頑張ったご褒美のようでした。
これからも、星と機材と自分だけの静かな夜を大切にしながら、一枚一枚を丁寧に積み重ねていきたい――そんな気持ちにさせてくれる撮影の夜でした。

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