星降る場所を求めて

宮古島で快晴!…でも痛恨の設定ミス

2月12日(木)

やっと晴れてくれました ― in 宮古島。

夕方はポコポコと雲が浮かんでいて少し不安でしたが、
22時頃にはすっかり雲が抜け、見事な快晴に。

ちょっと遅めの出動です。

いつもの漁港に到着すると、

  • 気温:17℃
  • 南風:約3m/s

数字だけ見ると寒くなさそうなんですが……

海風が体感温度をぐっと下げてきます。
まるで、ずっと弱風の扇風機に当たっているような感覚。

宮古島の冬は、気温より“風”が効くんですよね。

今日は正直、記事にするか迷いました。

というのも――

ディザリングを設定し忘れたんです。

風に気を取られ、ガイドの設定の際にいつものルーチンチェックを飛ばしてしまいました。

画像処理中、

なんかノイズの残り方が変だなぁ…

と思いながら作業していて、
ふと設定を思い出して・・・「が〜ん」

やってしまった _| ̄|○ il||li

御蔵入りにするにはもったいないので公開します。

ただし――

決して拡大しないでください(笑)

IC2177 かもめ星雲 AskerFRA600 ASI6200MCPro FullSize Gain100 0℃ NoFilter:36x300s PixInsight

ASI6200MC Pro使用時の注意点

ASI6200MC Pro に搭載されている
IMX455センサーは非常に高性能ですが、
CMOS特有の“扱い方のコツ”があります。

海外フォーラム(Cloudy Nightsなど)でも話題になることがあります。

■ IMX455の特徴

  • フルサイズ裏面照射型CMOS
  • 低ノイズ・高ダイナミックレンジ
  • しかし・・・固定パターンノイズ(FPN)が出やすい条件がある

特に問題になりやすいのは以下です。

■ 注意すべきポイント

① 1分未満の短時間露光は避ける

短時間露光では、

  • CMOS特有の縦縞
  • 微細な固定ノイズ
  • 斜め方向のパターン残り

が目立ちやすくなります。先日60秒露光したところ顕著に確認できました。

雲が流れやすい環境ではつい60秒露光にしたくなりますが、

可能なら90〜180秒に伸ばした方が安定します

② ディザリングは必須

IMX455では、

ディザリングをしないとパターンノイズが積算されます。

ディザリングは

  • ノイズを分散させる
  • Drizzleや加重合成の効果を高める
  • パターンノイズを平均化させる

ための超重要工程です。

③ 「ディザリング=オーバーサンプリング」は別問題

よく言われるのが、

ディザリングするとオーバーサンプリングになるのでは?

という話。

これは別の話です。

  • オーバーサンプリング → ピクセルスケールの問題
  • ディザリング → ノイズ分散のための位置ズラし

役割がまったく違います。

むしろIMX455ではディザリングしない方がリスク大

まとめ

今回の撮影は、正直ちょっと悔しい夜になりました。(さらに明日も・・・)

撮影は機材との対話。
その対話の中で生まれる小さな判断や確認の積み重ねが、
最後の一枚を決めているんだと改めて感じました。

ミスもまた経験。

でも――
やっぱりディザリング忘れは痛いですね(笑)

風に気を取られても、寒さに集中力を奪われても、
次回は必ずチェックリストを確認してからスタートします。

それでも宮古島の星空は、
そんな未熟さごと受け止めてくれるような懐の深さがあります。

だからまた、出かけてしまうんですよね。

次は、もっと良い一枚を。

コメント

タイトルとURLをコピーしました