1月4日 今日の夜は久々に快晴の予報・・・期待に気持ちが高ぶる〜w
撮影場所は、福岡県の朝倉市にある小石原ダムです。県内では、光害が少ない場所であり、ダムの管理事務所には24時間利用できる綺麗なトイレもあり、安心して観測できる場所です。
さらに今日は、昨年末から私がボランティアとして参加している「スタードームまどか」(福岡県大野城市が主催している天体観望会の名称)のメンバーも数名参加するとのことで、いつもは一人で撮影していた私も仲間と一緒に楽しむことができそうです。天文談が楽しみですw
風があまりないため、モヤが発生していました。少し風が吹いてくれないと、シーイングに影響します。心配していましたが、20時過ぎには現地はクリアになり、天の川も眺めることができました。
そうそう、しぶんぎ座流星群もちょうど見頃でしたが、肉眼では3つぐらいしか見ることができませんでした。ん〜ちょっと残念でした。しかし、翌日仲間の方の自宅に設置しているカメラの記録を拝見させてもらったら、ビュンビュンと流れていました〜すごっ!
本日の撮影は、チャレンジで「シメイズ147」と「勾玉星雲、おたまじゃくし星雲」をSHO撮影した。
シメイズ147(Simeis147,Sh2-240,スパゲティ星雲)
シメイズ147(Simeis147,Sh2-240,スパゲティ星雲)とは、「おうし座」と「ぎょしゃ座」にかけて存在する超新星残骸(レムナント)である。
<結果>
・とにかく大きい!420mmの望遠鏡に収まらなかい
・意外とフィラメント(スパゲティの麺みたいなところ)にSⅡ輝線の成分が多い、てっきりHa輝線のみかと思っていたので意外だった。
・OⅢ輝線もフィラメントに絡んでいる。
ということは、超新星爆発で核融合反応過程※で出来る成分がまんべんなく広がっているということがなんとなく観測できた。このガス成分が次の星の生成に使われるのであろうと推測できる。
次回の撮影では、別のレムナントを観測して比較してみようと思う。(網状星雲、クラゲ星雲等)
※核融合反応:H → He → C+O → Ne,Mg,Si,S → Fe,Ni
中心部では中性子星が残っているはずだ。見つけるぞ〜
探したけど見つからない・・・調べたら電磁波を発している星らしいので電波望遠鏡じゃないと観測できないみたい〜残念(T・T)
勾玉星雲(IC405,Sh2-229,Caldwell31)、おたまじゃくし星雲(IC410,どくろ星雲)
話に夢中になってカメラを横にするのを忘れていた〜
勾玉星雲は、英語ではFlaming star nebulaと呼ばれていて「ぎょしゃ座」の散光星雲である。不規則型(I)の爆発型変光星である「ぎょしゃ座AE星」を囲んで輝いている。
おたまじゃくし星雲は、暗黒星雲との様相でドクロ星雲とも言われている。輝線星雲であり、星雲の中心部に向かっておたまじゃくし見たいのが流れている。ここでは、星が形成されていると推測されています。
<結果>
◯勾玉星雲
・「ぎょしゃ座AE星」の光が周囲のガスに影響を与えている様子が観測できた。
・「ぎょしゃ座AE星」は爆発型変光星であるが、SⅡ輝線が観測できる方向に主に爆発しているのではないかと考察できる。通常の恒星であるならば、星全体を囲む感じで輝線が観測できると思う。
・HからSへ原子が変化する過程でOも一様な量が存在すると考えるが、OⅢ輝線の観測量が少ない。これは、地球の大気の影響で地上まで届きにくい輝線であるらしい。(HaとSⅡの光量の平均ぐらいまで光量をブーストするといいかも!?宇宙空間での存在量から推測)
◯おたまじゃくし星雲
・ハート星雲と同様で比較的中心部でOⅢ、周囲でSⅡを観測できる。
↑やはり、星が形成されている星雲の特徴ではないかと推測できる。
ん〜あのおたまじゃくしの先端をもっと鮮明に見てみたいなぁ〜
今年は、このような感じで観測してブログに残してみようと思います。私は本当に素人なので間違いも多いです。もし、気が向いたらコメント欄でご指摘ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
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