星降る場所を求めて

個性だらけの銀河:南の回転花火銀河

5月17日、今夜の天気は良さそうだが、九州南東の低気圧が不穏な感じです。この低気圧の動きにより、こちらも徐々に高気圧の縁辺部になり、上層雲が心配です。しかし、チャンスがあれば天体観測を決行します!

 訪れたのは、朝倉市の小石原川ダム。私にとっては利便性の高い天体観測スポットのナンバーワンです。そろそろ、ここをホームグラウンドにしようかなと思っています。

 この時期は、本命の天の川が0時前にようやく昇ってくるので、それまでの時間は銀河を観察するのに最適です。

 今回は、M83(NGC5236)を観察してみましたが、冷却カメラの不調で撮影時間が1時間しか撮れませんでした。冷却カメラの不調は、私のミスです。段階的に冷却する手順を間違えてしまい、一気に冷却してしまったため、センサー画像の中心部にムラが生じてしまいました。修正には1時間以上かかってしまいました。

M83(NGC5236)は、うみへび座に位置する棒渦巻銀河です。別名、「南の回転花火銀河」とも呼ばれています。

M83(NGC5236)CELESTRON EdgeHD800-CG5 ASI6200MCPro APS-C 12x300s Gain100 -10℃ PixInsight

 1時間の露光、しかも上弦の月が過ぎた状態でのノーフィルター撮影で、これだけ銀河の構造が捉えられたことに、嬉しさが際立ちました。ちっぽけな銀河も6つほど観測でき、大変満足しています👍 これにHaフィルターをブレンドすると面白い結果になりそうですが、今回はやめておきます。

 最近、さまざまな銀河をちょくちょく撮影していて思うのですが、銀河も人間と同じようにそれぞれに個性があり、観察するたびに飽きることがありません。銀河も人間と同じく、十人十色ですね。

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