星降る場所を求めて

久々の快晴に誘われてM51へ。そしてパンスターズ彗星との出会い

なんだかここ最近は、仕事に追われる日々が続いています。
ただ、ちょうどいいことに天気もあまり良くなくて、天体撮影に行けない日が続いていたので、「まあ仕方ないか」と自分を納得させていました。

とはいえ、やっぱり撮れない日が続くとストレスは溜まるものですね。

そんな中、4月13日(月)は久々のチャンス。
見事な快晴に恵まれ、「これは行くしかない!」ということで、夜は撮影に出かけてきました。

この日挑戦したのは、宮古島に来てからまだ本格的には狙っていなかった銀河、M51(子持ち銀河)です。
M51自体はこれまで何度も撮影してきた天体ですが、今回はただ本体を写すだけではなく、その周囲に広がる淡いシェル構造までしっかり出したいと思い、気合を入れて臨みました。

過去の経験から考えても、こうした淡い部分を表現するには最低でも6時間くらいは欲しいところ。
「今日は朝まで勝負かな」と覚悟を決め、撮影をスタートしました。

撮影場所は、下地島の北の端っこ
ここは本当に真っ暗で、街灯も家の明かりもありません。特に北の空を狙うには最高の場所です。宮古島周辺でもかなりお気に入りの撮影地のひとつなんですが、そのぶん自然も濃くて・・・久々に蚊にボコボコにやられましたw
虫は本当に多いです。

順調に撮影を進めていたので、「これはかなり伸ばせそうだな」と思っていたのですが、午前1時ごろに突如雲が湧いてきてしまい、ここで無念の中断
そのまま続行するのは厳しいと判断し、フラット撮影して撤収することにしました。

予定していた時間には届かなかったものの、久々の快晴の下で銀河に向き合えた、なかなか充実した夜でした。

西の空 左側に少し空港の明かりが映り込んでます
M51 EdgeHD800 ASI6200MCPro APS-C Gain100 0℃ NoFilter: 30x300s PixInsight

4月11日、パンスターズ彗星の撮影に成功

少し遡りますが、4月11日にはパンスターズ彗星の撮影にも成功しました。

この彗星を狙って、何度も早起きしては空を確認していたのですが、毎回のように雲が多くて空振り。
「今日もダメか・・・」と落胆する日が続いていました。

そんな中、ようやく巡ってきたチャンス。
向かったのは、東の空が開けていて見通しの良い近所の真謝漁港です。

4時前にはもう昇ってきているはずなのに、湿度がかなり高くて、なかなかその姿を確認できません。
それでも粘って撮影を続け、1分露光の画像に彗星の姿が写った瞬間は、思わず一人でガッツポーズしてしまいました。

その後は、日の出で空が明るくなるまでのわずかな時間との勝負。
なんとか30分ほど露光することができました。

撮影終了後には、湿気の影響で機材はもうびっしょり
ひとつひとつ丁寧に拭き上げながら片付けをしていると、静かな漁港にいるのは自分ひとりだけ。
誰もいない港で、夜明け前の空と向き合いながら天体撮影を楽しむ――そんな時間もまた、なんとも贅沢でした。

C/2025 R3 (PANSTARRS) AskerFRA600 ASI6200MCPro FullSize Gain100 0℃ NoFilter:30x60s PixInsight

まとめ

仕事に追われる毎日が続いていますが、そんな中でもこうして久々に星空の下へ出られると、やっぱり自分にとって天体撮影は特別な時間なんだなと改めて感じます。

4月13日のM51は、途中で雲に邪魔されてしまい、狙っていた露光時間には届きませんでした。それでも、真っ暗な下地島の空の下で銀河に向き合えた時間は、とても贅沢なものでした。
そして4月11日のパンスターズ彗星では、何度も空振りした末にようやく姿を捉えることができ、あの瞬間の嬉しさはやはり格別でした。

思うようにいかないことも多いですが、だからこそ撮れた一枚の価値が大きくなるんですよね。
宮古島の空には、まだまだ挑戦したい天体がたくさんあります。これからも仕事の合間を見つけながら、この島ならではの星空を少しずつ形にしていきたいと思います。

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