5月2日。ついに来た来た、待望の快晴の日!
昼間は軽く島内観光へ。今日は宮古島北部にある池間島へ行ってみました。
この島、ぐるっと一周してもわずか約10kmほどで、ドライブするにはぴったりのサイズ。
海岸にはサンゴ礁が散らばっていて、海の色はとにかく美しいブルー。心が洗われるとはまさにこのこと。


お昼は池間島の小さな食堂で、新鮮な刺身定食をいただきました。
採れたての島魚はぷりっぷりで、噛むごとに旨みがあふれ出す…最高のごちそう!
夕方は、東平安名崎の灯台へ。
観光地の定番スポットですが、初めて訪れるとやっぱり感動します。潮風が心地よくて、沈む太陽を見送るひとときは格別です。

いざ星空へ。南十字星との再会
夜になると、いよいよ星空タイム。
今回の撮影場所は、南側の静かな漁港の堤防。遮るものがなく、空がどこまでも広がっています。

そして今夜は…ついに南十字星が肉眼でも確認できる透明度の空!
前回は雲に隠れていた「アクルックス」も眼視ではっきり見え、初めてこの星を見た時の感動が蘇りました。


思わぬ出会い、観光客と星空ガイド
21時を過ぎたころから、星空をバックに撮影する観光ツアーのカップルが次々と登場。
地元の案内人の方が私の望遠鏡に興味を持ち、話しかけてくれました。
「こんな天体の知識があるなら、ガイドとして稼げますよ〜」
…まさかそんなこと言われるとは思わず、ちょっと照れました(笑)。
しかも、その方は南十字星の存在を知らなかったようなので、私の双眼鏡とカメラで説明。
「せっかく宮古島まで来られているので、ぜひ南十字星をお客さんにも教えてあげてください!」
少しおせっかいだったかもしれませんが、貴重な星空はぜひ共有したくなります。
その後、ツアー客が南十字星をバックに記念撮影する姿が続きました。
あるカップルが「ここでしばらく星を眺めたいです」と言って空を見上げていたのが印象的で…あ〜もう、私の星好き魂が黙っていられず(笑)
ついつい星空案内を開始。北海道から来た方だったので、ここでしか見られない南の星を双眼鏡も使って案内しました。

やっぱり一期一会、大事にしたいですね。星を通じて知らない誰かとつながる瞬間が、何よりも嬉しいのです。
今夜の成果:NGC5128とIC4628を撮影!
ツアー客が落ち着いた23時ごろ、いよいよ本格的な天体撮影へ。
今回は、先日撮影中だったNGC5128(ケンタウルス座の電波銀河)の続きから。CAAでスムーズにコントロールでき、オフアキを外したことで配線トラブルも解消!

さらに、さそり座のおしり付近にあるIC4628(エビ星雲)にもチャレンジ。
この星雲、これまでは高度が低くてなかなか条件が合いませんでしたが、宮古島ならではの低緯度で見事に撮影成功!



撮影後に気づいたのは、背景のかぶりがほとんどないということ。
島の澄んだ空気と少ない人工光のおかげで、処理もしやすく、とてもありがたい環境です。
宮古島の夜空は、ただ見るだけじゃもったいない
星を観る旅は、ただの趣味じゃなく、誰かとの思い出をつくる旅でもある。
宮古島での星空観望は、まさにそれを実感する時間でした。

次はどんな星と出会えるのか。
どんな一期一会があるのか。
楽しみでなりません。
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コメント
え?星降る場所を求めて宮古島に移住されたのですか???
その行動力(と財力)が羨ましい限りです。
3年半前に星撮り目的で宮古島に行くか石垣島に行くかで悩んで石垣島に行きましたが、市街地から離れないとそれなりに明るかったです。
南十字星が見たかったのですが、時期が合わず見られなかったので、次は宮古島に行こうと思います。
コメントありがとうございます!
はい、ちょっとしたご縁があって、宮古島で生活することになりました!行動力は勢い、財力は…なんとかやりくりしています(笑)。でも本当に、星空好きにはたまらない環境です。
石垣島も素敵ですよね。市街地の明るさは少し気になると聞きますが、それでも本土に比べれば別世界かと。南十字星は宮古島でも低空ギリギリですが、条件がそろえば見えるチャンスがあります。双眼鏡持参でぜひ次回は宮古島でリベンジを!
これから星見スポットの情報なども発信していく予定ですので、よければまた覗きに来てくださいね!
そういえば石垣島の展望台で、ホテルと契約して星空ガイドをしている方とお会いしました(確か副業だったかと)。
市街地に近い場所でしたが、Vixen R200SSで天体を見せていました。
ちなみに自分は長野県民ですが、「星を見るために石垣島に来た」と言うと、漏れなく「なんで???」と驚かれました。
いくら標高が高くても、カノープスがギリギリ見られる緯度&低空は都市部の光害を受けるので、石垣島の星空は別世界でした。
4泊しましたが、天気予報が全く当たらない中、幸いにも毎晩、数時間は晴れたので星の撮影は捗り(レンタカーで島中を移動しましたが)、昼はシュノーケリング等して、ホテルでほとんど寝ませんでした(笑)
反面、八重山そば以外、名物を一切食べず、地元の人とも全く交流できなかったことが心残りです(話した相手は本州から来たバイトばかり)。
詳しい体験談をありがとうございます!
石垣島で星空ガイドさんに出会えたなんて素敵ですね。R200SSでの天体観望とは、なかなか本格的!副業でそんな活動ができるのも、離島ならではかもしれませんね。
「星を見に来た」と言うと驚かれるお気持ち、よく分かります(笑)。でも実際に見ると、南の島の星空は本当に別世界ですよね。カノープスや南の低空の星々が見やすいのも、緯度の恩恵ですね。
4泊中に晴れが続いたとは運もバッチリ!星撮りにシュノーケリングに睡眠不足とは、まさに星見遠征の理想的(?)な過ごし方かと。それだけに、地元の方との交流やご当地グルメを逃してしまったのはちょっぴり惜しかったですね。
次回はぜひ宮古島で、星と海と人との出会いもセットで満喫してください!こちらでも、そんな体験ができる場所を探して発信していきたいと思っています。