5月31日(土)
5月の終わり宮古島は、梅雨の晴れ間といった感じの空模様。日中は青く澄んだ空が広がり、相変わらずビーチもとても美しい。でも、実はまだ一度も海に触れていないんです。触れるときはきっと、心の準備ができたとき。そんなふうに思っています。

さて、今日の天文活動の目的は、新たに導入したZWO純正ハーフピラーの動作確認です。
ネットでポチっと注文して空輸されすぐに着弾、意外にもずっしりとした重さがあり、見た目以上に頑丈な作り。設置後に少し揺すってみても、まったくびくともしない安定感。これなら少しの風のある夜でも安心して観測に集中できそうです。
以前は「赤道儀の重心が高くなると不安定になるかも…」というイメージがあって敬遠していたハーフピラー。でも実際に使ってみると、その懸念は杞憂でした。
CAA(カメラアングルアジャスター)も、下部の干渉を避けるように設置して、月が天頂付近にあるタイミングで試し撮影。

数分間の追尾テストでも揺れによるバックスラッシュは、ほとんど感じられませんでした。シュミカセHD800など、重量級の鏡筒ではまだ試していませんが、FRA600クラスでは全く問題なさそうです。
彼岸花星雲・NGC6357の中心を探る
撮影対象は、前回に引き続きNGC6357(彼岸花星雲)とNGC6334周辺。
今回はColorMagicを使用して、NGC6357の中心部、特に散開星団ピスミス24付近の構造を詳しく観察するのが目標でした。
その成果がこちらの一枚。


彼岸花星雲の名にふさわしく、中心部の散開星団をまるで花びらが優しく包み込んでいるような、美しい構造が浮かび上がってきました。
星空の下で、心ほどける時間を
撮影中はいつものように簡易ベッドに寝そべりながら、ゆっくりと空を見上げて過ごしました。
天の川はもくもくとした濃い帯を描き、双眼鏡で見る星団や明るい星雲もはっきり。
次第に星座たちが夜空をめぐっていく様子を追いながら、眠気も忘れて、気づけば夜明けまで星たちと一緒に過ごしていました。






まとめ
撮影を終えて、ふと振り返ると、今回も本当に濃い一夜になりました。
新たに導入したハーフピラーは、予想以上に安定感があり、望遠鏡の運用に対する不安を一つ取り除いてくれました。これまで避けていた「天頂付近の撮影」も、思いのほかスムーズにできたことで、これからの観測スタイルにも良い変化が生まれそうです。

そして、何より心に残ったのは、星空の美しさ。
機材のチェックや撮影に集中している合間に、ふと寝転んで空を見上げると、そこには圧倒的な星の数と、もくもくとした天の川の帯。双眼鏡でのぞくたびに、新しい星団や星雲が見えてきて、まるで宇宙が語りかけてくるような気さえしました。
星座たちが少しずつ位置を変えていくのを見ているうちに、時間の流れも忘れてしまい、気がつけば夜明けまでずっと空を見つめていました。
こうして心を預けられる場所と時間があること。
それがどれほど尊く、どれほど自分にとって必要なものかを、あらためて感じさせられる夜でした。
遠く離れた空の向こうには、まだ見ぬ光があって、そこに触れられるチャンスは、今この瞬間にも広がっています。
今日もまた、最高の星空と静かな時間に、心から感謝。
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