ご無沙汰しております。
MIYAKO GALAXY-DOMEが開業してからというもの、毎日が新しいことの連続です。
試して、改善して、また見直して――その繰り返し。
充実しすぎて、久しぶりに毎日、頭をフル回転させています。ようやく少しだけ余裕ができたので、久しぶりにブログに手をつけることができました。
さすが一流企業ですね〜。
ただ望遠鏡を操作して星をご案内するだけではなく、企画から運営、施設維持管理、報告、起案等まで、私のところには本当にいろいろな仕事が降ってきます。
まさに、流星のごとくです・・・
まあ、残りの人生を考えれば、これまで経験したことのない仕事に挑戦できるのは、とてもありがたいことです。
自分の手で何かを考え、形にして、お客様に届ける。そんな、何かを生み出す仕事は、以前から憧れていた仕事でもあります。
大変なこともありますが、思いっきり日々を楽しんでいます。
夜のツアーで星雲を紹介

開業当初、夜の部のツアーでは、その時期に見やすい惑星などを望遠鏡に導入して、お客様に紹介していました。
最近は少しずつコツもつかんできたので、惑星だけでなく、ライブスタックを使って星雲や星団なども紹介しています。
ライブスタックとは、望遠鏡に取り付けたカメラで短時間露光した画像を、その場で何枚も重ねていく方法です。
肉眼では淡くて見えにくい天体も、画像を重ねるにつれて少しずつ姿を現します。
モニターの中に星雲が浮かび上がってくる様子を、お客様と一緒に眺められるのも、この方法の面白いところです。
今回は、最近観察した星雲の中から、一つ紹介したいと思います。
さそり座の惑星状星雲「NGC 6337」

さそり座の毒針付近にある、NGC 6337という惑星状星雲です。
インターネットで検索しても、それほど多くの情報や作例が出てこないので、もしかすると少しマニアックな天体なのかもしれません。
NGC 6337は、恒星が一生の終わりに放出したガスが広がってできた惑星状星雲です。
画像ではリング状に見えますが、実際には単純な輪ではなく、地球からほぼ正面向きに見ている複雑な立体構造を持っていると考えられています。
中心に見える星は、外側のガスを放出した恒星の中心核です。
核融合の燃料をほぼ使い終え、現在は白色矮星へと進化している非常に高温の星で、その強い紫外線によって周囲のガスが照らされ、星雲として輝いています。
さらに、この中心星には伴星が存在し、非常に接近した連星系になっていることも分かっています。
ただし、私が撮影した画像では、中心の二つの星を分離して写すことはできませんでした。
中心付近にはほかにもいくつか星が写っていますが、それらはNGC 6337と同じ場所に集まっているわけではなく、たまたま同じ方向に見えている、距離の異なる恒星です。
これから中心星の温度が下がっていくと、長い時間をかけて中心星そのものは暗くなり、広がり続ける星雲も、やがて淡くなっていきます。
もちろん、人間の時間感覚で目に見えて変化するほど速いものではありません。
それでも、この不思議な形がどのように生まれたのか、中心にいる二つの星がどのように関係しているのか――。
調べれば調べるほど興味が湧いてくる、今後もじっくり観察してみたい天体です。
MIYAKO GALAXY-DOMEでの日々が少し落ち着いてきた?ので、これからは撮影した天体や、ツアーの中で出会った面白い宇宙の話も、少しずつ紹介していきたいと思います。
相変わらず仕事は流星のごとく降ってきますが、バシバシ打ち返しながらブログの更新も忘れないように頑張ります。


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