1月17日(金)
今日は、晴れ間を探すのに一苦労してしまいました。
- 久留米の耳納山― 雲が取れず断念
- 鞠智城― こちらも曇り
- 阿蘇外輪山周辺― 北東側に晴れ間が見えるも不十分
- 大分県竹田市― ようやく晴れ!到着は1時になりました。
あまり風はなく、上空の気圧の谷がゆっくり抜けたせいか、雲の消えるタイミングが予報より遅かったようです。読みが甘かったと反省です。
機材レビュー
第1印象:軽量かつコンパクト! セッティングはスムーズで扱いやすさを感じました。ただし、以下の点には注意が必要です。
1 グリップなし 標準ではグリップが付属していないため、持ち方に気をつけないと指先で持ち上げると滑りやすく、落下の危険を感じました。慎重に扱えば問題ありません。
2 EAFの取り付け 説明書通りに取り付けは簡単でしたが、アリガタとの干渉を考慮する必要がありました。
3 カメラ取り付け 推奨バックフォーカスは40mm–70mmで、推奨位置は55mmとのことです。いろんなホームページを探したのですがどこからバックフォーカスを測るか不明でした。サイトロンジャパンさんに問い合わせたら、以下の資料をいただきました。
― 私の構成は、以下の通り:
M54 OAG + M54 Filter Drawer + ASI6200MCPro
注意点:OAGの取り付け OAGを装着する際、鏡筒の回転ネジと干渉するため、一度ネジを外してからの取り付けが必要でした。
撮影画像レビュー
驚きのシャープさ! フルサイズカメラでも隅々までシャープな描写が可能でした。F4.8という明るさですが、300秒露光でも周辺の星が割れることはありませんでした。
FRA600だとレデューサー付けると周辺の明るい星が割れるんですよ_| ̄|○それに比べたら素晴らしい‼️
デメリット:ピント調整がシビア シャープさゆえに、わずかなピントズレが画像に大きく影響しました。今回の失敗点は以下です:
- 原因:カメラ取り付けの不備 OAGを装着後、斜めに見ながらカメラを取り付けたことでスケアリングが狂った可能性があります。
本来ならOAGとカメラをまっすぐ装着後、鏡筒に装着します。 - 結果:上部のFWHMが大きくなる ピントズレが上部に現れ、星の形が微妙に崩れました。
※FWHMEccentricityの機能説明はこちら
次回は取り付け確認を徹底し、再検証します。
画像処理の印象
撮影時間はわずか1時間40分でしたが、画像処理は非常にスムーズでした。具体的には:
- ノイズの少なさ コントラストを上げてもノイズが目立たず、スムーズに処理が進みました。
- BlurXTerminatorの活用 Correct Onlyモードで補正を行い、最終画像を仕上げましたが、上部の星が大きい点が悔しい結果です。
イメージではもっとLBNが写っているはずだったのに〜露光時間が稼げなかったのが悔やまれます。次回はじっくり撮影したいです。
まとめ
全体として、SQA85の性能には非常に満足しています。軽量コンパクトで取り回しやすく、フルサイズカメラでも簡単にシャープな描写を実現できました。
次回はスケアリングの改善を図り、さらなる完成度の高い撮影を目指します!
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