星降る場所を求めて

触角星雲とわし星雲M16を撮影

5月9日、今日は九州が高気圧に覆われ、どこも晴天だ。しかし、夜半から九州の中部より南と沿岸部では雲が発生しそうなので、内陸の空気が澄んでいる場所がいいかなぁ〜と思って、くじゅうにやって来ました。

 当初は産山村のヒゴダイ公園で撮影を考えていたのですが、あそこは南の木や建物がいつも気になっていたので、ストレスフリーな景色の場所を探してぷらぷらドライブ。

くじゅうから望む阿蘇 撮影:iPhone

 景色に気を取られているうちに、間違ってキャンプ場に入ってしまいました。しかし、ここは理想の場所でした。ズドーンと北東から南、南西まで突き抜ける素晴らしい景色!

キャンプ場から望む祖母山系 撮影:iPhone

 間違って入った場所は産山村から竹田市に入ってすぐのところにある「ボイボイキャンプ場」でした。名前には驚かされましたが、景色は超一流(星3つ?)の感じでした。私はキャンプサイトの利用が初めてでしたが、一晩の利用料金は¥3.100(平日料金)で、これに水場、トイレ、洗濯、シャワーの利用が含まれていました。その他にもレンタル品が充実しており、充分満足できる設備でした。翌日知ることになったのですが、他のキャンプサイトに比べれば料金もリーズナブルでした。

キャンプ場から望む阿蘇 撮影:iPhone

 今日の撮影計画は、まずは触角銀河、23時過ぎからM16とした。

撮影:iPhone

 触角銀河(Antenna Galaxies)NGC4038/NGC4039 からす座にある銀河である。ふたつの銀河が衝突した結果、恒星・星間ガス・星間塵からなる2本の長いテイルが銀河から伸びている。また、衝突の衝撃波で星間ガスが強く圧縮されるため、星形成が活発に起こっている。

触角銀河(Antenna Galaxies)NGC4038/NGC4039 CELESTRON EdgeHD800-CG5 ASI6200MCPro APS-C 36x300s Gain100 -10℃
PixInsight

 それにしても名前が気にいらない・・・名前からしたら仮面ライダーのショッカー軍団しか想像できなかった、シャーシャーって聞こえてきそうでうるさそう〜どうせなら「ひとふでハート星雲」って名前とかどうであろう。星もたくさん誕生しているし〜良さそう(^o^)

 深夜に近づき、天の川も登ってきた〜ようやく今回撮影のゴールデンタイムがやってきた。いろいろと手順を間違えないように入念にチェック・・・ポカミスおきないように・・・

天の川 Nikon Z7ii f5.6 iso3200 30s

 続いて、M16 言わずと知れた「創造の柱」で有名になった星雲?!である。柱と言われるものは暗黒星雲の塊で、伸びている先端からさらに細かい分子雲が伸びており、その先端に生まれたばかりの星が隠されている。まぁ、今回は難しい話は抜きにして美しい星雲の姿を眺めてほしい・・・

わし星雲M16 CELESTRON EdgeHD800-CG5 ASI6200MCPro APS-C D1:42x300s D2:46x300s Gain100 -10℃ PixInsight PhotoShop
横画像もどうぞ、クリックすると拡大されます。4Kディスプレイで画面いっぱいに見ることをおすすめします。

 その美しい姿に見惚れました。鮮やかな色彩と繊細な模様は、まるで宇宙の詩人が綴る詩のようでした。宇宙の無限の神秘に触れ、謎めいた喜びと感動が心を満たしました。やっと念願の星雲を撮影できて、喜びに胸が膨らみました。

 ふぅ〜っ一日目の撮影記録はこれで終了です。次回は、撮影二日目の記録を掲載予定です。まぁ、二日目もいろいろありました〜天体観測が目的ですが、それに至る旅もいいものですね〜

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