11月7日(木)小石原川ダムでの星空撮影
今日は、天気予報で晴れだったので仕事を終えるとすぐに小石原川ダムへ向かいました。現地に到着したのは19時頃。夜空は快晴でしたが、東風が少し強かったので車を風よけに配置し、いつもの手順でセットアップを開始しました。
まずは「すばる(プレアデス星団)」を導入し、約1時間の撮影。その後、「クリスマスツリー星団」を導入し、朝方まで撮影を続けました。今回はあえてノンフィルターで撮影。淡い天体の場合、背景が明るいと星雲の青(OIII成分)が目立ちにくくなるため、月が沈んでから撮影を始め、薄明までの5時間、しっかり露光することができました。画像処理が楽しみです!
M45_Annotated
11月8日(金)島根県浜田市での温泉巡りと星空観測
翌日は晴れを期待して、山口県の秋吉台に向かいました。しかし、現地に到着すると空は上層雲で覆われ、予報とは違う様子。「晴れ」と信じていましたが、仕方がない・・・北や北東はまだ晴れているようだったので、そちらに車を走らせましたが、雲がまるでこちらを追いかけているようで、天頂はなかなか晴れません。
こうなったら気分転換!前から行ってみたかった島根県の美又温泉へ向かいました。期待通りのツルツルお肌効果で、疲れもほぐれて気持ちがいい!人気があるのも納得です。
温泉で癒やされた後、観測地を求めて車を進め、最終的に島根県浜田市の石見海浜公園に到着。ここはトイレも整備されていて、風も周囲の木々が遮ってくれるため快適です。海の波音が響く中、ようやく1時過ぎに雲が去り、星空が広がりました。光害もなく、M31(アンドロメダ銀河)も肉眼でぼんやりと確認できるほどの美しい星空!流れ星も頻繁に見られて、まるで夜空が賑やかに輝いているかのようでした。
翌日、帰り道で晴れていたので秋吉台に寄り、記念撮影。壮大なカルスト台地の風景も素晴らしかったです。
今回はフォトコンの練習と思って芸術に重きをおいて仕上げてみました。
作品名「宇宙の祝祭」
NGC2264_Annotated
この作品「宇宙の祝祭」は、夜空に浮かぶクリスマスツリー星団とカタツムリ星雲を一枚の写真に収めたものです。地上での賑やかな祝祭が、はるか遠い宇宙でも静かに広がっているように感じられ、撮影画像が映るたびにその壮大さに心が打たれました。星団のきらめきと螺旋を描く星雲が織り成す光景は、宇宙が祝祭の一部であることを感じさせてくれます。
地球からの距離も、星々の歴史も私たちにとっては計り知れない存在ですが、こうして望遠鏡を通して星空に目を向けると、まるでそれが私たちへの贈り物であるかのような気持ちになります。この「宇宙の祝祭」が、私だけでなく見てくださる方々にも宇宙への畏敬の念や感動を届けられる一枚となれば幸いです。
さ〜て今年もあとわずか、そろそろ一年を振り返って成果を近いうちにまとめたいと思います。でわまた〜w
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