星降る場所を求めて

久々の撮影\(^o^)/

 2月9日 2時間ほど晴れる予報だったので、福岡県の東峰村へ仕事終えて向かった。20時には現場に到着した。天気は、全天曇り〜本当に晴れるのだろうか?しかし、現場には同業者3名が既に機材を展開していたので安心した。
 予報通り22時には晴れて、全天を見ることが出来る状態になった。ちゃっとフォーカスと極軸を合わせて撮影開始。この場所は、周りを背が高い木で覆われている広い場所なので風も気にならない。最近のお気に入り場所だ。

 今日の目標は、2時間という時間制限なのでフィルターのD1とD2を1時間づつ撮影してSHO合成をやること。ターゲットは、バラ星雲。一昨年撮影したが、まぁ今見ると醜い画像処理だし恥ずかしい過去である。比較のために前回の画像を再処理してみた。

 バラ星雲(NGC2237)は、いっかくじゅう座にある散光星雲で、中心で生まれた青い星が集まる散開星団(NGC2244)からの恒星風によって、周りのガスが吹き飛ばされ空洞が今も拡大しています。周囲のガスは、恒星の紫外線により電離され光り輝いています。

【再処理】バラ星雲 2022/12/13 FRA600 ASI6200MCPro 29x120s Gain100 -10℃ PixInsight

 RGB撮影では、星雲の構造がわかりにくいがSHOで撮影してみるとよくわかる。

バラ星雲 FRA600 ASI6200MCPro D1:12x300s D2:12x300s Gain100 -10℃ PixInsight

 SHO合成では、硫黄輝線(S2)を「赤」、水素輝線(Ha)を「緑」、酸素輝線(O3)を「青」の配色で表現している。 詳しくは、こちらを見ていただきたい。
 毎回であるが画像処理段階で水素輝線(Ha)緑色は、あまりにも多く占めるのでブレンド量を減らしている。酸素輝線(O3)青色が美しく輝いていて個人的にこのぐらいの配色が好みである。
 実際のそれぞれの輝線の量(撮影した濃さ)は、下の画像のとおりで水素輝線(Ha)が多いのが分かる。

硫黄輝線(S2)
水素輝線(Ha)
酸素輝線(O3)

 中心部を拡大してみるとさらにおもしろい。

 若い生まれたての星がたくさんあるが、よく見ると二重星等も観察することができる。調べるとO7型系とからしいが、今度じっくり勉強したいと思う。また、恒星風とかも観測できるらしいが電波望遠鏡じゃないと無理らしい・・・残念
 
 今は、この画像に癒やされることで十分ですぅw

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