星降る場所を求めて

星空を求めて宮崎へ!M31と広角撮影の挑戦

2024年12月2日(月)
今年最後(?)の新月期。じっとしていられなくて晴れ間を探し求め、たどり着いたのは宮崎県でした。天気予報を見ていると南北の中央に位置する高鍋町が良さそう。そういえば、高鍋町にはサーファーの友人に教えてもらった場所があったのを思い出し、「どうせならそこへ行ってみよう!」と決め、急いで準備して出発しました。

♡:今回の目的地 Googlemap

サーフポイントに到着!

現地にはなんとか日没前に到着。
おお~!これが噂のサーフポイントですね。海には5人ほどのサーファーたちが波に乗っていて、その姿がとてもかっこいい!

今回の撮影場所:川の河口の右側 撮影:Mavic3Cine

天候は、

  • :西から時折2ktほどの陸風(潮を気にせず観測できそう)
  • :ちょっとあるけど夜にはなくなりそう
  • 気温:19℃と12月とは思えない暖かさ

まさに絶好の観測日和です!

南側の海岸線 撮影:Mavic3Cine
北側の海岸線 撮影:Mavic3Cine

撮影スタート:M31

この日のメインは「カモメ星雲の増し撮り」ですが、カモメが上がるまでの時間を活用して、今年初めてのM31(アンドロメダ銀河)を撮影することにしました。

天頂付近に位置するM31は、時折雲が出現する中でも運良く避けてくれました。ラッキー!
そして、こちらが2024年初撮影したM31です。

M31 AskerFRA600 ASI6200MCPro Gain100 -10℃ NoFilter 32x300s PixInsight
Annotated

フィルターなし(NoFilter)でここまで写せたことに感動しました。当初はHaとO3を後から撮影してブレンドする予定でしたが、ここまで鮮明に写るとは想定外。

このM31は、以下のポイントで特に興味深い仕上がりになりましたw

  • 青い外縁の高温恒星?:銀河の進化を思わせるダイナミックな構造
  • 赤いHaガス塊:恒星形成領域の神秘を表現
  • 星々の多様性:宇宙の壮大な歴史を感じる

「銀河の構造をもっと研究したい」という気持ちが高まりました。

広角撮影に挑戦

今回は本腰を入れて、広角撮影にも挑戦しました。使用したのは非改造のZ7II。これにポラリエを組み合わせて本命を1時間ほど撮影しましたが、途中でポラリエの電池が切れてしまい、星が流れるハプニングも発生(笑)。

それでも、使えるフレームをインテグレートして画像処理を行い、以下のような成果を得られました:


M42周辺 NikonZ7ii(非改造)214x15s NoFilter 100mm (CLOP) ISO6400 f/6.3
Annotated

これらを見て、普通のカメラでも天体撮影の可能性を改めて感じました。オリオン大星雲、馬頭星雲、魔女の横顔など、たくさんの対象を収めることができたことに感動しています。そして、ここは銀河がすごい!今回の撮影ではほとんど撮影できなかったが今後この非改造機で撮影できるように頑張って見たいと思います。

まとめ:来年への抱負

2024年もあと少し。広角撮影の楽しさを実感した今回の挑戦を経て、来年は普通のカメラでも天体撮影を極めていきたいと思います。「いっちょやってみるか!」の精神で新たな技術に挑戦していく予定です。

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