星降る場所を求めて

ほっそい銀河:NGC5907

 5月31日 やっと金曜日(^^)しかも晴天!
 今週は雨の日が多く、まるで梅雨に入ったかのような天気が続いていました。それに加え、台風も発生しましたが、幸いにも特に大きな影響はなく通過しました。なんとなく空気が綺麗になった気がします。

 今日の撮影場所は、私のホームグラウンドである福岡県朝倉市の小石原川ダムです。残念ながら、ここでの撮影はしばらくできなくなります。というのも、6月1日からダムの堤体が夜間立ち入り禁止になるのです。南の空が一望できる素晴らしい場所だっただけに、とても残念です。

 4月にこのダムの堤体でバイクの死亡事故が昼間に発生しました。その後、約1ヶ月ほどダム堤体への夜間立ち入りが禁止されました。一度は通常通りに戻りましたが、夜間の暴走バイクがなくならないという理由で、6月1日から当面の間、夜間の堤体への立ち入りが禁止されることになりました。朝倉市に対して言いたいことは色々ありますが、このブログの趣旨から外れるのでこの話はここまでにします。

 本当は南の空を撮影したかったのですが、雲がなかなか晴れないのでりゅう座にある細い銀河、NGC5907を観測しました。

NGC5907 CELESTRON EdgeHD800-CG5 ASI6200MCPro APS-C 24x300s Gain100 -10℃ PixInsight

 NGC5907は渦巻銀河ですが、向いている方向が悪く、細い姿としてしか見ることができません。調べてみると、この銀河は巨星は見当たらず、矮星だけで構成されているようです。

 中心部を拡大してみると「NGC5906」もハッキリと観測できた。
 NGC5906は14等級の明るい星雲ということでこのような天体も観測できて嬉しい限りです。

 また、銀河の左上に見える青いぼやっとしたのが他の銀河であることもわかった。
 左側「PGC 4541551」で16等級の渦巻銀河
 右側「PGC 54429」で15等級の不規則銀河
 ということがわかった。

 深夜帯までの記録は、以上です。今回も銀河の観測を通じて新たな発見があり、夜空の美しさと宇宙の神秘に改めて感動しました。これからも星空の魅力を追い求めていきます(^^)!

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